株式会社維泉ブログ

2017.08.12更新

こんにちは!獣医師の小嵐です。
台風が去ったと思えば、30度を超える日が続いて毎日蒸し暑い日ですねburn
熱中症、夏バテには十分注意しましょう。

 

さてさて、今日は一つ悲しいご報告があります。
院内で飼っているバンビちゃんtigerの慢性腎不全が少し悪化してしまいました。
まだ症状は見られないですが、年も取っているので心配です。

そこで、今日は慢性腎不全(腎臓病)について話したいと思います。

☆腎臓の働き
ネコちゃん、ワンちゃんは体に左右二個の腎臓をもっており、
汚れを血液からこしとって尿として排泄する大切な役割があります。

[汚れた血液]→[腎臓]→[キレイにした血液]→[体内]
        ↓
                    [汚れ]→[尿(体外)]

☆慢性腎不全とは
腎臓の老化、炎症、腫瘍や細菌感染などにより、腎臓の血液から汚れをこしとる能力が徐々に失われていく病気です。
腎不全が進行すると、身体中の血液に汚れがたまり、他の臓器に悪影響を及ぼしてしまいます。

☆症状
水の飲む量が増える
尿の回数、量が増える
食欲低下、嘔吐、やせる
毛並が悪い
脱水、便秘
口臭、よだれ
貧血        など

☆気を付けるべきこと
症状が出てくる頃には慢性腎不全はかなり進行していることが多いですuun
そのため慢性腎不全は早期に発見し、治療していく必要があります。
上記の症状が見られる子やご長寿のネコちゃんは、一度健康診断をしてみることをお勧めします。

投稿者: 株式会社維泉

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